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Vol6.「永く住むためのこだわりと選択 ―二階建てより平屋建て!?―」

二階建てと平家建て

二階建てと平家建て

家を建てることを想像してみてください。あなたは二階建てと平家建てのどちらをイメージしましたか?今回のコラムでは、最近にわかにブームとなりつつある平屋建てについてのメリットとデメリットをお伝えしていきます。

よければ間取り作りについての相談や進め方について解説した前回のコラムもご覧ください。
Vol5.「建ててよかった!をカタチに―注文住宅における本当に必要な間取り作りの進め方―」

平屋建て住宅のメリット ―将来を見据えた選択肢としても

平屋建て住宅のメリット ―将来を見据えた選択肢としても

生活動線や建物の構造などで、平屋建てには様々なメリットがあります。今回は具体例も交えながら5つほど挙げてみましょう。

1.家事がしやすい

1.家事がしやすい

毎日の家事の中でも移動距離が長い洗濯。
・洗濯機(脱衣室)→干し場(庭やバルコニー)→採り入れて収納(各部屋)
これが二階建ての場合だとどうなるでしょう。
・洗濯機(一階の脱衣室)→干し場(二階のバルコニー)→畳む(一階の家事スペース)→収納(二階の各部屋)
間取りを工夫すれば短縮できるかもしれませんが、 階段を何度も往復する負担は大きくなります。平家の場合は、これらの作業が一つのフロアで完結しますので、重い布団を抱えて階段を往復することもありません。

2.コミュニケーションがとりやすい

2.コミュニケーションがとりやすい

生活全てがワンフロアで完結する平屋建て。そのため家族間のコミュニケーションが非常に取りやすくなります。特に最近の間取りではLDKを中心に各部屋への動線を作る傾向が強いので、顔を合わせる機会が自然と増えるようになるでしょう。

3.バリアフリー(階段スペースが不要)

3.バリアフリー(階段スペースが不要)

若くして家を建てた時には何とも思わなかった階段の上り下りも、年齢を重ねるごとに億劫になり、長く住んでいると「二階は使わなくなった」という話も聞くようになりました。家庭内事故の死因で階段などからの転落・転倒事故は第3位(厚生労働省「平成30年人口動態調査」)という結果もあり、段差のないバリアフリー空間は、平屋建てならではのメリットといえます。

4.構造的に安定している

4.構造的に安定している

二階建ての場合、一階の壁と二階の壁を上下バランスよく配置することによって、建物を安定させています。逆に言えば、壁のバランスが悪ければ構造的に不安定になることも。平屋建てなら、上下のバランスや二階の荷重を考える必要がないので、広々とした空間や大開口の窓も作りやすいでしょう。

5.費用総額が安くなることも

5.費用総額が安くなることも

平屋建ては割高になると聞いたことはありませんか? 確かに同じ床面積の平屋建てと二階建てを比較すれば平屋建ての方が高くなります。これは、平屋建ての方が屋根の面積が広くなったり基礎がたくさん必要になるのが要因。ですが、平屋建ては階段や廊下などの動線をコンパクトにすることができます。この点を考慮(計算)すると、必要な部屋数を作った時の総額は平屋建ての方が安くなることもあるでしょう。

平屋建て住宅のデメリット ―土地の広さやプライバシーの確保

平屋建て住宅のデメリット ―土地の広さやプライバシーの確保

家事の動線や将来のことを考えると、平屋建ては魅力的。とはいえ、広い土地の確保が必要などのデメリットも存在します。ここでは、具体的に3つほど挙げていきましょう。

1.坪単価が上がる

1.坪単価が上がる

必要な部屋数や広さを取った場合、屋根や基礎の工事費用は平屋建てだと二階建ての2倍近くかかります。坪単価だけで考えると割高感がありますが、建て方の違いによるものなので比較する際には<坪数×坪単価=総額>で比較するといいでしょう。

2.プライバシーの確保が難しい

2.プライバシーの確保が難しい

家族全員が同じフロアに居住しますので、コミュニケーションが取りやすい反面、個々のプライバシーの確保は難しくなります。また、隣家との配置をしっかり考えておかないと、隣地や道路からの視線やセキュリティー面も気になるため、配置計画はしっかり考えましょう。

3.建築面積が大きくなるため、広い土地が必要

3.建築面積が大きくなるため、広い土地が必要

例えば、30坪の家を建てると仮定しましょう。総二階建ての場合、一階部分に15坪あれば配置や間取りの計画が立てられます。平屋建ての場合は一階部分で30坪必要なため、単純にプラス15坪の土地が必要になるでしょう。宅地には必ず面積に対して「建蔽率」や「容積率」の限度があります。この点も考慮して土地探しをする必要があります。

【結論】何十年先も心地よく住める家をイメージしてから決める!

【結論】何十年先も心地よく住める家をイメージしてから決める!

家を建てられる方の大半が20~30代の方ですので、今だけで考えると二階建てがしっくりくるかもしれません。ですが、平屋建てのニーズが高まっている背景には、何十年も住み続ける上での快適性を求めているからではないでしょうか。人は誰しも平等に年齢を重ねていきます。あなたもマイホームを検討される際には10年後、20年後、30年後の暮らしをイメージして平屋建てにするか二階建てにするかを検討するといいでしょう。

奈良・田原本で長年お客様に寄り添ってきた、タケソー住空間にご相談ください

奈良・田原本で長年お客様に寄り添ってきた、タケソー住空間にご相談ください

平屋建てや二階建ての検討はもちろん、何十年も住み続けるのであれば、建てる場所にも拘りたいところ。長年の経験から奈良・田原本の地域を知り尽くしているタケソー住空間のスタッフが、お客様と二人三脚で新生活をスタートするためのお手伝いをさせていただきます。土地・建物・費用など、希望や不明点なども、どうぞ気軽にご相談ください。

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