Vol5.「建ててよかった！をカタチに―注文住宅における本当に必要な間取り作りの進め方―」
本当に必要な間取り作りとは？
家づくりの過程の中で一番楽しく、同じくらい悩ましいのが間取りを決めることではないでしょうか。今回のコラムでは、間取りを考えていく上で、必ず意識していただきたい5つのポイントをご紹介したいと思います。
よければマイホームを建てる際にかかる諸費用などを解説した前回のコラムもご覧ください。
Vol4.「予算オーバーに陥らないために ―家づくりにおける資金計画―」
建売住宅を購入される方やプランの決まった規格住宅で建てられる方は、実物や間取りを目で見て納得すればOKですよね。ですが、注文住宅の場合は一から考え、家族構成や生活パターン、将来像をイメージして建築会社や設計事務所に伝えること、さらに要望をきちんと理解しカタチにしてくれるプロと出会うことが必須条件になります。では、具体的に説明しましょう。
【ポイント1】まずは予算を気にせず、叶えたい要望を書き出す
最初に行っていただきたいのは、どんな家に住みたいかを書き出すこと。例えば
・モデルハウスや見学会で見たもの
・友だちの新居で見たもの
・雑誌やSNSで気になったもの
・家を建てる時に絶対にしたかったこと
などを箇条書きにして、建築会社と打ち合わせる際に想いを伝えてください。雑誌の切り抜きやスマホで撮った写真、SNSで見たイメージのスクリーンショットなどがあれば要望が伝わりやすくなります。予算と要望が釣り合ってないかも…と考える必要はありません。折角の機会ですからまずは思ったままを伝えてみましょう！
【ポイント2】数ある要望に優先順位をつけていく
次に、叶えたい要望に優先順位をつけてみてください。
・絶対に叶えたいこと
・余裕があれば実現したいこと
・予算が合わなければ諦められること
だいたい三段階くらいで順位づけするといいでしょう。要望と併せて伝えることで、たたき台となるプランを作る側の考えに幅が生まれるので、あなたの要望に沿った提案がしやすくなります。
【ポイント3】建築会社に“たたき台”プランを描いてもらう
要望を伝えたら一度間取りを作成してもらいましょう。この時点で信頼のおける建築会社が見つかっていない場合は、2～3社くらいに絞って間取り作成を依頼するのをオススメします。例えば3社に同じ要望を伝えたとしても、三者三様の間取りが出てくるはず。その中から思い描いたイメージに一番近い間取りを提案してくれた会社と話を進めていくとスムーズでしょう。お客様の要望を一番理解して、その上でプロとしての提案をしてくれる会社だと安心感がありますよね。
この段階で予算と向き合い、優先順位の上位から採り入れることでより現実的なプランを作っていきましょう。
【ポイント4】土地に悩んでいる方は、その土地に入る間取りを見て考える
間取りにも悩みますが、どこに家を立てるかで悩む方もいらっしゃいます。甲乙つけがたい土地で悩んでいる場合は、どちらにも間取りを入れてみて考えるもの一つの手段です。家を建てるために土地を買うので、どんな家が建つのかイメージしないまま先行して土地を購入してしまうと、こんなはずじゃなかった…と後で後悔することも。間取りもできていないのに「早い者勝ちですよ」と仲介業者に急かされて土地購入の決断をするのは、できれば避けたほうがいいでしょう。仮にその土地を購入できなかったとしても、「縁がなかった」と新たに土地を探すことをオススメします。
【ポイント5】納得いくまで、何度でも打ち合わせを重ねる
たたき台の間取りができあがってきたら、まずはご自身でじっくりとその間取りを考察してください。稀ではありますがお客様の要望を入れ切ることができず、その会社の都合のいい間取りを提出してくることもありますので、伝えた要望がしっかり組み込まれているかをチェックしましょう。その上でプロとしての提案が入っているかも重要です。提案があるかないかで、その先の打ち合わせで苦労されるお客様も多いとか。チェックが終わったら、たたき台を元に打ち合わせを重ねて夢のマイホームをカタチにしていきましょう。
完成するマイホームはこれから長年住み続ける大切な場所。現在の利便性だけで決めるのではなく、10年後、30年後、50年後は家族構成も含めてどのような家だと快適なんだろう？これまで住んでいた実家の20年前はどうだったかな？10年前や今はどう感じているかな？などと置き換えて考えてみるとイメージが湧きやすいかもしれませんね。
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自分が住みたい土地で快適な住空間を手に入れるためには、やはり間取りはこだわっていただきたい。タケソー住空間は土地だけでなく建物にも精通したスタッフが、お客様の要望に寄り添った間取りをご提案させていただいます。
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